ニューイヤー駅伝の見どころを川上氏に聞いてみる

最終更新日 2024年5月10日 by landru

新年一発目に開催されるスポーツの公式競技がニューイヤー駅伝です。
ニューイヤー駅伝は実業団に所属している社会人選手達の熱い戦いであり、元旦の朝からレースがスタートします。
高校駅伝と箱根駅伝と合わせ、年末年始に行われる三大駅伝と呼ばれることもあり、様々な見所があると言えるでしょう。

ニューイヤー駅伝とは

ニューイヤー駅伝は正式名称を全日本実業団対抗駅伝競技大会と呼んでいます。
元旦に行われることから、このような通称で親しまれているのです。
1988年の第32回大会から元旦に開催されることが決まりましたが、スタートは午前9時15分となっています。
レース前日の大晦日の午後13時にそれぞれのチームの最終エントリーのリストが発表となり、それまではそれぞれのチーム同士の情報戦、つまり誰がどの区間に起用されるのかの探り合いが繰り広げられています。

ニューイヤー駅伝のコース

ニューイヤー駅伝のコースは群馬県内の上州路で行われることになります。
何度か若干のコース変更はありましたが、基本的に毎年同じコースで開催されていると言えるでしょう。
群馬県庁をスタートし、その後前橋や高崎、伊勢崎、太田などと主要都市を一周するような形で、ふたたび前橋市に戻ってきます。
ゴールは群馬県庁で、全部で100キロのコースとなっています。

1980年代や1990年代は旭化成の独壇場

1980年代や1990年代は、旭化成の独壇場となっていて、当時の旭化成はオリンピック男子マラソンでのメダリスト、入賞者などが多数輩出されていました。
まさに黄金期とも言える時であり、当時の旭化成が負ける要素は何もなかったのです。
しかし2000年に入ると富士通が旭化成を倒し、少しずつ潮目が変わっていきます。
21世紀に入るとコニカミノルタが黄金期を迎え、その後トヨタ自動車や日清食品グループなどがしのぎを削っています。

ニューイヤー駅伝を川上智幸氏はどう見る?

見どころは多数ありますが、やはりルーキー達の走りには注目したいところです。
箱根駅伝で活躍した選手が目立ちますが、実業団となると相手も強者が揃います。
新星のごとくルーキーが現れる可能性もあるため、その辺にも期待したいところです。
ニューイヤー駅伝では2区のみ外国人ランナーのエントリーが認められています。
短い区間であるため、外国人ランナーが物凄いスピードで走り抜けていくことでしょう。
第4区はエース同士の激しい争いとなります。
その後の国は超難関コースにあたり、ダラダラと70メートル弱の上り坂が続きます。

まとめ

さらに高低差があり赤城山から吹き下ろす向かい風が選手に立ちはだかるのです。
最終区はデッドヒートになり、アンカーまで勝負がもつれることも多く、選手も見ている側もハラハラし、一番の見どころとなるでしょう。

川上智幸

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